郵便代値上げで問われる本当の販促効果とは

日本郵便株式会社は6月より郵便料金を値上げすると発表しました。
印刷・販促関連業界に衝撃が走りましたね。
昨年の割引率変更から1年、値上げという意味では実質22年ぶりの変更になります。
今回の変更点はハガキ・定形外・ゆうメールの3種に関わるものです。 DMを打たれている皆さんにはかなり大きな影響を与えることになります。
幸いにも実施までまだ時間がありますので、今のうちから備えておきましょう。
では値上げに対してどう対応するのか、販促コストを上げずに同じ効果を得るためにどうしたらよいのか、シンプルな答えとして反応率を上げることが挙げられます。
DM便との価格差がさらに縮まりますので、体裁を考え直してみる。
送付先のセグメントに合わせた「響く」訴求を盛り込む。
デザインを変えてみる。 などなど手法はいろいろ考えられますが、まずは今の施策がどれほどの成果(レスポンス)を出しているのか検証を行うことをお勧めします。
具体的な変更内容は下記の通りです。

 

第二種郵便物
現行の 52 円から 62 円に引き上げます。
なお、年賀葉書の料金は、52 円に据え置きます。

料金の区別 現行料金 新料金
通常葉書 52 62
往復葉書 104 124
年賀葉書(※) 52 52

(※)12 月 15 日から翌年 1 月 7 日の間に差し出された通常葉書であって表面に「年賀」の文字を明瞭に 朱記して差し出されたものとします(私製のものを含みます。)。
年賀特別郵便以外の特殊取扱とすることはできません。また、料金割引の適用はありません。

 

定形外郵便物
所定の規格に収まるかどうかによって、料金を分けて設定します。
規格は、長辺 34cm 以内、短辺 25cm 以内、厚さ 3 ㎝以内及び重量 1kg 以内とします。

  新料金
重量 現行料金 規格内 規格外
50gまで 120 120 200
50g超100gまで 140 140 220
100g超150gまで 205 205 290
150g超250gまで 250 250 340
250g超500gまで 400 380 500
500g超1kgまで 600 570 700
1kg超2kgまで 870 取り扱いなし 1,020
2kg超4kgまで 1,180 取り扱いなし 1,330

 

ゆうメール
所定の規格に収まるかどうかによって、運賃を分けて設定します。
規格は、長辺 34cm 以内、短辺 25cm 以内、厚さ 3 ㎝以内及び重量 1kg 以内とします。

  新運賃
重量 現行運賃 規格内 規格外
150gまで 180 180 265
150g超250gまで 215 215 305
250g超500gまで 300 300 400
500g超1kgまで 350 350 450
1kg超2kgまで 460 取り扱いなし 560
2kg超3kgまで 610 取り扱いなし 710