近年、AR(拡張現実)という技術が様々な観光地やイベントで活用されるようになりました。スマホやタブレットなどのデバイスで、現実の風景にデジタルの3Dオブジェクトや映像を重ね合わせることで、従来にはない体験や魅力を観光客に提供できます。本記事では、観光分野でのAR活用事例、導入のメリット・デメリット、さらにコンテンツの種類について詳しく解説します。
観光でARを活用した事例
国内のAR活用事例
- 歴史的建造物のバーチャル復元
- ARアプリを使って遺跡や歴史的建造物をバーチャルに再現し、当時の様子を忠実に再現した映像や模型を画面越しに楽しむことができます。
- 地域の文化財や史跡に興味を持ってもらいやすく、まちづくりや地域活性化の施策としても注目されています。
- 観光地でのARスタンプラリー
- スタンプラリーは参加しやすいイベントとして人気ですが、そこにAR要素を加えることで、よりインタラクティブな体験を提供できます。
- GPSやマーカーを使い、観光スポットを回遊するとデジタルスタンプを獲得できる仕組みが多く、地域振興や周遊促進に繋がる事例が増加しています。
- 地域キャラクターとの写真撮影機能
- ご当地キャラクターや自治体のマスコットをARで画面上に出現させ、フォトフレームとして写真撮影を楽しむ企画が人気です。
- SNSとの相性が良く、ユーザー自身が撮影した画像をシェアすることで、観光PRやイベントの拡散効果も期待できます。
海外のAR活用事例
- 美術館でのARガイドツアー
- 美術館や博物館に設置されたマーカーやQRコードをカメラで読み取り、作品の歴史や作家の解説が画面上に表示されるARツアーが人気です。
- 動画や音声を組み合わせたデジタルコンテンツで、訪問者の満足度を向上させるアプローチとして採用されています。
- 都市観光におけるARナビゲーション
- ロケーション型ARやマーカーレス型ARを活用し、都市の観光スポットや周辺の施設に誘導するナビゲーションを提供する事例があります。
- リアルタイムで目的地までのルートを示したり、観光ガイド情報を画面に重ねたりすることで、旅行者にとって便利なツールとなっています。
ARを活用したイベント事例をご紹介|ARを活用するメリットや成功の方法を解説
AR広告の事例をご紹介|AR広告のメリット・デメリット、成功のポイントを解説
そもそもARとは?
AR(Augmented Reality / 拡張現実)とは、現実空間にデジタル要素を重ね合わせることで、あたかも仮想のオブジェクトがリアルに存在しているかのような体験を提供する技術です。スマートフォンやタブレットのアプリ、あるいはマーカーやGPSを活用することで、ユーザーは観光やイベントで新しい価値を感じることができます。
観光にARを活用するメリット
- ARで新たな体験ができる
- リアルのみでは実現できなかった歴史的建造物の復元や、バーチャルな仕掛けを活かしたデジタル展示など、観光客の興味を大いに引き出します。
- 従来の観光ツアーにARならではの魅力をプラスすることで、より満足度の高い旅行体験を提供できます。
- 設備投資などのコスト削減ができる
- 新たな施設や展示物を導入する代わりに、ARを用いることで必要なハード面のコストを削減できます。
- アプリやARコンテンツの制作費のみで、新たな企画を立ち上げることが可能です。
- 観光客の増加につながる
- ARスタンプラリーやフォトフレーム施策でSNSを活用し、話題を呼ぶことで集客が向上します。
- 海外からの旅行者にも最新技術を使った観光スポットとしてPRでき、誘客効果が高まります。
観光にARを活用するデメリット
- デバイスやOSによる制約
- 古い端末や特定のOSバージョンではAR機能が正常に動作しないことがあり、すべてのユーザーに同じ体験を提供するのが難しい場合があります。
- アプリがエラーを起こすと、せっかくの企画の効果が低下するリスクも考慮が必要です。
- 開発コストがかかる
- ARコンテンツを高品質で制作するには、3Dモデリングやシステム開発、デジタルデザインなどの専門知識が必要です。
- 初期費用だけでなく、運用・メンテナンスのコストも見込む必要があるため、観光業界や自治体には負担が大きい場合もあります。
ARを検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
AR制作のご相談やお見積りについては、下記フォームまたはお電話にて承ります。
【お問い合わせ】
観光・ARコンテンツの種類
- ロケーション型AR
- GPSを利用し、ユーザーの位置情報に応じてAR体験を表示する方法です。
- 屋外での観光スポット紹介やスタンプラリーの位置指定に最適です。
- マーカー型AR
- 特定の画像やQRコードなどを認識してARコンテンツを表示する仕組み。
- ポスターやパンフレット、マップに印刷されたマーカーを読み取ることで、観光ガイドや動画を表示できます。
- マーカーレス型AR
- 床や壁といった現実空間をカメラで読み取り、自動的にARオブジェクトを配置する方法。
- 自由度が高い反面、環境や照明の影響を受けやすく、精度確保のためにアプリやプラットフォームの開発が重要となります。
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活用例
- イベントや展示での壁面や配布物を使ったプロモーション
- ダイレクトメールやくじなどの販促物+ARで効果的な販促企画
- 観光地や店舗のARを使った集客促進
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